freee会計 法人向け料金プラン|ひとり法人・スターター・スタンダード・アドバンスの違い
結論から言うと、役員1人だけの会社なら「ひとり法人」(年払いで月2,980円・税抜)で足ります。従業員が増えて経費精算を回し始めたらスターター以上です。法人プランが個人プランと決定的に違うのは、基本料金にメンバー追加料金と従量課金が乗ること。基本料金だけを見て比べると、実際の請求額を読み違えます。
監修:佐藤公認会計士・税理士事務所/最終更新 2026-08-27
2024年7月に法人プランは作り直された
freee会計の法人プランは2024年7月から新しい体系になりました。現在契約できるのは、ひとり法人・スターター・スタンダード・アドバンス・エンタープライズの5つです。会社の規模と、必要な機能の深さで棚が分かれています。
この改定でいちばん大きかったのは、料金が「基本料金+メンバー追加+従量課金」の組み立てになったことです。使う人が増えるほど、使う機能が広がるほど金額が動きます。
ネット上には旧プラン名(ミニマム・ベーシック・プロフェッショナル)で書かれた記事が残っています。現在契約できるのは上の5プランです。
料金の全体像
| 項目 | ひとり法人 | スターター | スタンダード | アドバンス | エンタープライズ |
|---|---|---|---|---|---|
| 基本料金(年払い時) | 2,980円/月 | 5,480円/月 | 8,980円/月 | 39,780円/月 | 要問合せ |
| 基本料金(月払い時) | 3,980円/月 | 7,280円/月 | 11,980円/月 | 51,980円/月 | 要問合せ |
| メンバー数 | 1人 | 3人 | 3人 | 5人 | 要問合せ |
| メンバー追加(経理・経営者相当/年払い時) | 1,000円/月 ※最大2人まで |
300円/月 | 300円/月 | 1,000円/月 | 要問合せ |
| メンバー追加(一般従業員相当) | 0円・上限なし | 0円・上限なし | 0円・上限なし | 0円・上限なし | 0円・上限なし |
| 従量課金(経費精算など) | なし | 1人 300円/月 | 1人 300円/月 | 1人 650円/月 | 1人 650円/月 |
| 従量課金(受発注書類の送付) | - | 1件 95円 | 1件 95円 | 1件 95円 | 1件 95円 |
※金額はすべて税抜。2026年8月時点の公式ヘルプセンター記載の内容です。最新の料金は必ず公式サイトでご確認ください。出典:【法人】freee会計のプランについて(2024年7月以降)
法人プランの実際の請求額は「基本料金+メンバー追加+従量課金」です。基本料金だけで比較すると見誤ります。
メンバー追加と従量課金の考え方
法人プランでいちばん誤解が多いのがここです。「人を増やすと必ず高くなる」わけではありません。権限の種類で扱いが変わります。
一般従業員相当は0円
請求書や経費精算だけを使う権限のメンバーは0円で、人数の上限もありません。ここは全プラン共通です。従業員に領収書を出してもらうだけなら、費用は増えません。
経理・経営者相当は有料
帳簿やレポートを見る権限のメンバーは、スターター・スタンダードで月300円(年払い時)、アドバンスで月1,000円(年払い時)です。ひとり法人は月1,000円(年払い時)で最大2人までとなっています。
使った分だけ乗る従量課金
経費精算はスターター・スタンダードで1人月300円、アドバンス以上は経費・各種申請で1人月650円です。受発注書類は送付1件95円。ひとり法人に従量課金はありません。
試算するときは「帳簿を見る人が何人か」「経費精算を使う人が何人か」「請求書を月に何件送るか」の3つを先に数えてください。この3つが決まれば、月額はほぼ確定します。
機能はどこで段差がつくか
| 機能領域 | ひとり法人 | スターター | スタンダード | アドバンス | エンタープライズ |
|---|---|---|---|---|---|
| 会計基本(記帳・銀行同期・OCR・電子帳簿保存・インボイス対応) | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
| 経費精算・支出管理 | - | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
| 受発注書類(請求書など) | △ | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
| 入出金・資金繰り管理 | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 経営分析・管理会計 | 部門2つまで | 部門1階層まで | 階層2段階・配賦 | 階層5段階・予実管理 | 階層5段階・予実管理 |
| 内部統制 | - | - | △ | ○ | ◎ |
| 銀行口座の同期件数 | 20件 | 20件 | 50件 | 100件 | 100件 |
| サポート | チャット/メール | +予約電話 | +直通電話 | +直通電話 | +直通電話 |
※2026年8月時点の公式ヘルプセンター記載の内容をもとに、差が出る項目のみ抜粋しています。最新の機能は必ず公式サイトでご確認ください。
銀行口座の同期はひとり法人とスターターが20件、スタンダードが50件、アドバンス以上が100件までです。口座数が多い会社は先に確認してください。
仕訳承認と仮締めはアドバンス以上です。内部統制を効かせたい会社はスタンダードでは足りません。
ひとり法人プランには給与計算が1人分ついてくる
意外と知られていませんが、freee会計の法人「ひとり法人」プランには、freee人事労務の「ひとり法人(会計プラン付帯)」が1人分付帯します。自分の役員報酬の計算と年末調整が、追加費用なしでできるということです。
設立直後の一人会社にとって、これは実質的な値引きです。会計と給与を別々に契約すると、それぞれに基本料金がかかります。
ただし従業員を雇った時点で、freee人事労務の基本プランを別途契約する必要があります。しかも従業員が5名未満でも5名分の最低利用料金がかかるため、採用の前に金額を確認しておくと予算がぶれません。詳しくはfreee人事労務の料金と使い方をご覧ください。
選び方の目安
よくある質問
設立したばかりの会社はどのプランがいいですか?
役員1人だけならひとり法人で十分です。年払いで月2,980円(税抜)、給与計算も1人分ついてきます。人を雇ってから上げれば間に合います。
月払いと年払いでどれくらい違いますか?
たとえばひとり法人は年払い時が月2,980円、月払い時が月3,980円(いずれも税抜)です。1年使うつもりなら年払いが有利です。
メンバーを何人でも無料で増やせますか?
請求書や経費精算のみを使う一般従業員相当の権限であれば0円で人数上限もありません。帳簿やレポートを見る権限になると有料です。
エンタープライズはいくらですか?
公式には「お問い合わせください」とだけ記載されています。IPアドレス制限やIPO準備向け機能が必要な規模の会社が対象です。

