【守谷市】創業・起業のための地域データガイド|人口・産業・支援制度でわかるビジネス環境
つくばエクスプレス(TX)で秋葉原まで約36分。
守谷市は茨城県の中で人口が増えている数少ない自治体のひとつで、年少人口比率は県内トップ、高齢化率は県内最低という「子どもが多く高齢者が少ない街」です。ところが昼夜間人口比率は84.7で、県内44市町村中41位とほぼ最下位。「人口は増えているのに、平日昼間は市外に人が出払っている」というねじれこそが、守谷市で創業を考えるときに最初に理解すべき構造です。人口・産業・企業・支援制度のデータから、創業予定者の視点で整理しました。
この記事でわかること
- 守谷市の人口が増え続けている理由と、その「増え方の質」
- 昼夜間人口比率84.7が示す、平日と夜間・休日でまったく違う顔を持つ街の実態
- 産業構造と、商業(年間商品販売額)の市場規模
- 守谷市に本店を置く企業・進出企業=取引先候補
- 創業時に使える制度融資・相談窓口と、市独自の創業補助金が見当たらないという現実
1. 守谷市の基本プロフィール
2. 人口データで読む守谷市
2-1. 人口規模と推移 ― TXが変えた街
令和7年国勢調査の速報値で、守谷市の人口は70,192人(県内13位)。令和2年から1,771人(+2.6%)増加しています。茨城県全体が−2.6%と減少するなかで、守谷市はつくば市(+11.3%)、つくばみらい市(+4.4%)、阿見町(+2.3%)と並ぶ、県内でわずか4市町しかない人口増加自治体のひとつです。
ただし「増え方の質」はつくば市とは異なります。つくば市の成長は研究学園都市としての産業集積や大学人口が支えるのに対し、守谷市の成長は2005年のTX開業を機に東京への通勤圏として選ばれ続けてきた結果です。実際、TX開業直後の平成17年から22年にかけて守谷市の人口は8,782人増加(+16.4%)し、これは全国の市区町村の中でも第3位という異例の伸び率でした。
一方で、令和6年(暦年)の自然動態は出生460人・死亡541人で、自然増減は▲81人とマイナスです(茨城県人口動態統計)。それでも5年間で人口が増えているということは、自然減を上回る規模の転入超過(社会増)が続いていることを意味します。守谷市の人口増加は、住民が自然に増えているのではなく、「東京に通える街」として選ばれ続けることで転入超過を維持している成長モデルだということです。
創業時の目線:人口増加はTX沿線としての立地に支えられた「選ばれ続けている」結果であり、自然増ではありません。東京圏の住宅需要や通勤事情が変われば増加ペースが鈍る可能性がある、という前提でビジネスの時間軸を考えるべきです。
2-2. 年齢構成 ― 県内で最も「子どもが多く高齢者が少ない街」
令和7年10月1日時点の推計で、年少人口(15歳未満)14.0%、生産年齢人口(15〜64歳)61.4%、老年人口(65歳以上・高齢化率)24.6%。この年少人口14.0%は県内で最も高い水準、高齢化率24.6%は県内で最も低い水準です。
県内の他市と比べると差は鮮明です。高齢化率は日立市35.0%、取手市35.1%、石岡市35.8%と、県北・県南の他都市が軒並み35%前後に達しているのに対し、守谷市は24.6%にとどまります。TX沿線への転入者が25〜44歳の働き盛り世代を中心とすることが、そのまま子育て世代中心の年齢構成として現れています。
創業時の目線:子育て・教育関連ビジネス(学習塾、習い事、子ども向け医療・食、ベビー・キッズ用品)にとって、守谷市は県内でもっとも土台のある市場です。逆に高齢者向けサービスは、他市に比べれば市場の伸びしろは相対的に小さいと見ておくべきです。
2-3. 世帯構成 ― ファミリー層が中心
1世帯当たり人員は2.42人で、龍ケ崎市(2.21人)や水戸市(2.10人)など県内の他都市と比べて明確に多い水準です。世帯数29,042に対して人口70,192人という数字は、単身・二人世帯よりファミリー世帯が主流であることを示しています。
創業時の目線:単身・個食向けの小容量業態よりも、ファミリー向けの中〜大容量商品、子ども連れで利用しやすい店舗設計(駐車場、キッズスペース)のほうが守谷市の客層には合いやすいと考えられます。
2-4. 昼間人口と商圏 ― 「増えているのに人がいない」平日の顔
令和2年国勢調査によると、守谷市の昼間人口は57,936人、夜間人口は68,421人。昼夜間人口比率は84.7で、県内44市町村中41位というほぼ最下位の水準です。平成27年(82.8)からは上昇しているものの、依然として平日日中は約1万人が市外に流出している計算になります。
TX開業後の分析でも、守谷市の労働力人口のうち就業地が他県の割合は38.2%に達し、特に男性の32.5%が東京都に通勤しているというデータがあります。つまり守谷市は、「住民は増えているが、平日の昼間はその住民の多くが東京・つくば方面に出払っている」という構造を抱えた街です。夜間人口68,421人という「住んでいる人の多さ」だけを見て出店を判断すると、平日ランチや日中のサービス業では実際の客数を過大評価するリスクがあります。
創業時の目線:昼夜間人口比率84.7が示す最大の含意は、「平日昼間に強い業態」より「夜と休日に強い業態」のほうが構造的に有利だということです。具体的には、平日夜〜休日中心の飲食・小売、そして1人当たり所得が県内7位という購買力を踏まえた共働きファミリー向けの時短・代行サービス(家事代行、宅配・惣菜、クリーニング)、学習塾や習い事といった教育サービスは、昼夜間人口比率の低さをむしろ追い風にできる業態です。逆に平日昼のオフィスランチやビジネス向けサービスは、水戸市のような流入超過の街より不利になります。
2-5. 外国人住民など特徴的な層
外国人住民は1,610人(住民基本台帳人口71,089人のうち約2.26%、令和8年7月1日現在)です。龍ケ崎市(約5.2%)のように突出して高い水準ではなく、県内でも中位程度の比率にとどまります。
なお、今回の調査では市内に大学等の高等教育機関の立地は確認できませんでした。学生層による特徴的な市場は、他の大学立地都市ほどには形成されていないとみられます。
創業時の目線:外国人向けの特化業態を単独で成立させるにはやや心もとない比率です。それよりも、TX通勤層とその家族という現役世代のボリュームゾーンを軸に据える方が、守谷市の実態に合っています。
3. エリア別の特徴 ― どこで開業するかで別のビジネスになる
TX守谷駅は関東鉄道常総線との乗換駅で、1日平均乗車人員25,290人(令和7年度)は県内のTX駅で最多です。駅前にはアクロスモール守谷(松ケ丘六丁目1番地1、2006年4月開業、駐車場1,186台、核テナントはカスミ、運営は大和ハウスリアルティマネジメント)が立地し、広域から買い物客を集めています。同じ松ケ丘エリアには大型ホームセンター「ジョイフル本田守谷店」もあり、車での来店を前提とした郊外型商業と、駅前の通勤客を狙う業態が同居するエリアです。
市の総合計画資料によると、松並地区は土地区画整理事業によって開発された住宅地で、転入者の約4分の1は市内からの転居によるものとされています。市内での住み替え先としても選ばれているエリアです。けやき台・美園・久保ケ丘などの住宅地区についても、TX沿線の宅地開発とともに形成された地区ですが、地区別の詳細な人口・世帯統計は今回のソースからは確認できませんでした(公表データなし)。
「緑地区計画」の指定区域で、後述するアサヒビール茨城工場(守谷市緑1-1)もこのエリアに立地しています。住宅地・商業地とは異なる産業集積エリアです。
創業時の目線:守谷駅前は「通勤客+広域からの買い物客」、松並・けやき台などの住宅地は「地域密着の生活需要」、緑エリアは「BtoB・工場関連需要」と、同じ市内でも立地によって想定すべき客層がはっきり分かれます。
4. 産業構造 ― この街のお金はどこから来るのか
4-1. 産業別の就業者構成
令和2年国勢調査ベースで、第1次産業0.88%、第2次産業26.06%、第3次産業73.06%。第2次産業の比率は水戸市(18.65%)より高く、後述するアサヒビール茨城工場や前川製作所守谷工場など製造業の存在感が数字にも表れています。
4-2. 事業所数・従業者数
市町村単位の事業所数・従業者数について、業種別の内訳を正確に確認できる一次資料は今回取得できませんでした。公表データなしとして、次項の商業・製造業の金額データで市場規模を把握してください。
4-3. 商業(卸売・小売)の市場規模
守谷市の年間商品販売額は1,028億円(令和2年、茨城県公式データ)です。県内主要市町村と比較すると、以下のような位置づけになります。
| 市町村 | 年間商品販売額(令和2年) |
|---|---|
| 水戸市 | 1兆5,687億円 |
| つくば市 | 5,907億円 |
| 土浦市 | 5,087億円 |
| 日立市 | 3,176億円 |
| ひたちなか市 | 3,072億円 |
| 石岡市 | 1,569億円 |
| 取手市 | 1,302億円 |
| 鹿嶋市 | 1,207億円 |
| 龍ケ崎市 | 1,087億円 |
| 牛久市 | 1,058億円 |
| 守谷市 | 1,028億円 |
| 笠間市 | 1,012億円 |
| 大洗町 | 160億円 |
守谷市単独の商業集積は、つくば市・土浦市のような広域拠点と比べれば一桁近く小さく、牛久市・笠間市と同水準のレンジです。人口増加率が県内トップクラスである一方、商業集積の規模はまだそれに見合うほど大きくなっていない、と読むこともできます。
創業時の目線:守谷市単独の商圏は「小売の激戦区」というよりは、これから客数が伸びていく余地のある市場です。ただし1人当たり所得が県内7位という購買力の高さを踏まえると、量よりも単価で勝負できる業態(専門小売、質の高い飲食、教育・習い事サービス)のほうが、この街の客層には合理的です。
4-4. 製造業・農業・工業団地
製造品出荷額等は2,601億円(令和5年)です。市内の工業系エリアとしては「緑地区計画」(守谷市緑一丁目・二丁目全域および野木崎字角釜の一部、約65.4ha、工業系地区計画、当初決定は平成2年8月3日)があり、後述するアサヒビール茨城工場が立地しています。
農業産出額は14.7億円(令和5年推計)で、畜産(酪農中心)が約64.6%を占め、米19.7%、野菜13.6%と続きます。都市化が進んだ守谷市ですが、酪農を中心とした農業が一定の規模で残っています。
創業時の目線:製造業の比率が県南の他都市より高いことは、部品供給・設備メンテナンス・従業員向け飲食サービスなどBtoBビジネスの取引先候補が市内にあることを意味します。
5. 守谷市を代表する企業 ― 取引先候補として
守谷市に本店(登記上の所在地)を置くことを一次情報で確認できた企業と、市外に本社を置きながら守谷市に主要拠点を構える進出企業です。
| 企業名 | 業種 | 概要 |
|---|---|---|
| 守谷商事株式会社 | 商事・不動産関連 | 本店:守谷市ひがし野2丁目1番地(gBizINFOで本店所在地を確認) |
上記のほか、守谷市商工会の会員名簿では、株式会社NFA(百合ヶ丘)、エヌエスパッケージング株式会社(百合ヶ丘)、株式会社オクト(本町)、株式会社西巻製作所(緑)、株式会社FREEL(百合ヶ丘)、メークス株式会社(御所ヶ丘)、株式会社ヨシダ建具(緑)など、市内に本社を置く中小の製造・建設業者が複数確認できます。いずれも小〜中規模の事業者で、大企業の本社は今回のソースでは確認できませんでした。
進出企業(本社は市外)
| 企業名 | 業種 | 概要 |
|---|---|---|
| アサヒビール株式会社 茨城工場 | 飲料製造 | 守谷市緑1-1。本社は東京都。「スーパードライ ミュージアム」を併設 |
| 株式会社前川製作所 守谷工場 | 産業用冷凍機・コンプレッサー製造 | 守谷市立沢2000。本社は東京都江東区牡丹3-14-15。同社のマザー工場として機能 |
創業時の目線:守谷市に本社を置く大企業は多くありませんが、アサヒビールや前川製作所といった全国規模の製造拠点が市内にある点は、BtoB(設備メンテナンス、物流、社員向けサービス)の取引先候補として押さえておく価値があります。ただし両社とも本社は東京都にあり、大きな意思決定は市外で行われることに注意してください。
6. 創業支援制度とお金の話
6-1. 特定創業支援等事業 ― まず最初に取るべき証明
守谷市は産業競争力強化法に基づく創業支援等事業計画の認定を受けています。実施の中心は守谷市商工会で、経営・財務・人材育成・販路開拓の知識習得を目的に、1か月以上・4回以上の継続的な支援(セミナーは例年10〜12月頃開催)を行います。連携機関として茨城大学、日本政策金融公庫、茨城県信用保証協会、地域金融機関が名を連ねます。
証明書取得による優遇措置は以下の通りです。
| 優遇内容 | 具体的な効果 |
|---|---|
| 登録免許税の軽減 | 株式会社は税率0.7%→0.35%(最低7.5万円)、合同会社は0.7%→0.35%(最低3万円) |
| 創業関連保証の特例 | 無担保・第三者保証人不要の保証を、事業開始の6か月前から利用可能 |
| 日本政策金融公庫 | 新規開業資金等の貸付利率引き下げ |
対象は創業予定者、および創業後5年未満の個人です。
窓口:守谷市商工会(守谷市本町19-1)0297-48-0339/守谷市経済課 0297-45-1111
6-2. 守谷市独自の補助金 ― 正直に言うと「見当たらない」
市の公式サイトで商工業・創業支援関連のメニューを確認した限り、守谷市独自の創業補助金・助成金は見当たりませんでした。案内されているのは、国の小規模事業者持続化補助金(中小機構、商工会が窓口)や、茨城県中小企業人材育成支援事業補助金など、国・県の制度が中心です。近隣の龍ケ崎市が創業促進事業補助金(最大160万円・3年間)という独自制度を持っているのと比べると、守谷市は市単独の直接的な現金給付が薄いのが実情です。
令和8年度の状況:市独自の創業補助金の募集は確認できず。持続化補助金など国の制度の公募スケジュールは商工会・中小機構の告知を随時確認する必要があります。
創業時の目線:守谷市で創業資金を確保する場合、市独自の補助金をあてにするのではなく、国の持続化補助金と後述の融資あっせん制度、日本政策金融公庫の組み合わせで資金計画を立てるのが現実的です。
6-3. 中小企業融資あっせん制度
| 制度 | 限度額 | 金利 | 期間 | 窓口 |
|---|---|---|---|---|
| 自治金融 | 1,000万円 | 年2.00% | 最長10年 | 守谷市商工会 |
| 振興金融 | 2,000万円 | 年2.20% | 最長10年 | 守谷市経済課 |
保証料補給は最大0.80%、取扱金融機関は常陽銀行・筑波銀行・水戸信用金庫等6機関です。審査会は毎月開催されており、例えば令和8年7月分の申込締切は7月13日でした。
窓口:自治金融=守谷市商工会 0297-48-0339/振興金融=守谷市経済課 0297-45-1111
6-4. 相談窓口・コワーキング
| 窓口 | 所在地 | 連絡先 |
|---|---|---|
| 守谷市商工会 | 守谷市本町19-1 | 0297-48-0339 |
| 守谷市経済課 | 守谷市役所 | 0297-45-1111 |
| StartupSide Moriya(コワーキング/インキュベーション施設) | 守谷市中央2-53 ブランチ守谷A010(守谷駅中央東口徒歩4分) | 運営:株式会社ツクリエ |
StartupSide Moriyaは、月額8,250円(ホリデー会員)〜16,500円(エブリデイ会員、24時間365日利用可)というプラン構成で、別途入会金11,000円・事務手数料2,200円がかかります。法人登記に対応し、コミュニティマネージャー・インキュベーションマネージャーが常駐、税理士・弁護士のアドバイザーも在籍する、県内でも本格的な創業拠点です。守谷駅から徒歩4分という立地も、TX通勤層が仕事帰りに立ち寄りやすい利点になります。
7. 開業手続きの窓口
飲食店営業許可など:守谷市は保健所を設置していないため、県が所管する竜ケ崎保健所(龍ケ崎市2983-1/代表0297-62-2161)が窓口です。管轄区域は龍ケ崎市・取手市・牛久市・守谷市・稲敷市・美浦村・阿見町・河内町・利根町(5市3町1村)です。
法人市民税:法人税割は8.4%(令和元年10月1日以後開始事業年度、制限税率=超過課税。旧税率は平成26年10月〜令和元年9月が12.1%、それ以前は14.7%)。均等割は資本金1,000万円以下・市内従業者50人以下の最小区分で5万円です。県内の税率を比較すると、8.4%(制限税率)を採用しているのは水戸市・取手市・筑西市・大洗町・笠間市・石岡市・龍ケ崎市など多数派で、守谷市もこの多数派に含まれます。6.0%(標準税率)を採用しているのは牛久市・神栖市・鹿嶋市などです。「人口が増えている街だから税率が優遇されている」わけではないという点は、法人設立を検討するうえで押さえておくべき事実です。
事業所税:事業所税は人口30万人以上の指定都市等が課税団体となる税であり、人口約7万人の守谷市は該当しないとみられます。市公式ページに明示的な記載はないため、念のため守谷市税務課へご確認ください。
8. 守谷市で創業するときのチャンスとリスク
- 県内で数少ない人口増加自治体(令和2年比+2.6%、増加した4市町のひとつ) ― TX開業(2005年)を機に東京通勤圏として選ばれ続けており、当面は人口減少に転じるリスクが他市より小さい
- 年少人口14.0%(県内最高)・高齢化率24.6%(県内最低) ― 子育て世代が中心の街で、教育・子育て関連ビジネスの土台が県内でもっとも厚い。全国学力・学習状況調査でも全国・県平均を上回り、「子育て王国もりや」を掲げる教育環境も追い風になる
- 1人当たり市町村民所得396万8千円で県内7位 ― 量よりも単価で勝負できる購買力がある
- TX守谷駅の1日平均乗車人員25,290人(県内TX駅で最多)、秋葉原まで約36分 ― 通勤者・往来客を意識した業態を組み立てやすい
- StartupSide Moriya ― 守谷駅徒歩4分、法人登記可、インキュベーションマネージャー常駐という、県内でも本格的な創業拠点が駅前にある
- 昼夜間人口比率84.7、県内44市町村中41位=ほぼ最下位 ― 夜間人口68,421人のうち平日日中は多くが東京・つくば方面へ流出しており、平日昼のオフィスランチやビジネス向けサービスは構造的に不利。「人口は増えているのに、平日昼間に街に人がいない」という事実を前提に業態を選ぶ必要がある
- 自然増減はマイナス(令和6年:出生460人・死亡541人、自然減81人) ― 人口増加は転入超過(社会増)頼みの構造であり、東京圏の住宅需要や通勤事情の変化に影響を受けやすい
- 市独自の創業補助金が見当たらない ― 直接的な現金給付は薄く、国の持続化補助金や県・市の融資あっせん制度を組み合わせた資金計画が前提になる
- 法人税割8.4%は県内の多数派と同水準 ― 人口増加を理由にした税制優遇は存在しない
これらを踏まえると、守谷市で創業するときの基本戦略は明確です。平日昼間の需要ではなく、夜と休日に強い業態(郊外型・駅前型の飲食、住宅関連サービス)、そして所得の高い共働きファミリー向けの時短・代行サービスや教育サービスを軸に据えること。資金面は市独自の補助金を当てにせず、特定創業支援等事業の証明取得(登録免許税半減+保証枠前倒し)を起点に、国の持続化補助金と市の融資あっせん制度を組み合わせて計画するのが、守谷市では最も現実的な進め方です。
具体的な数字に落として考えませんか。
特定創業支援等事業の証明取得から、法人形態の検討、創業融資、開業後の資金繰りまで、つくば税理士事務所がデータをもとにご一緒に整理します。
データ出典
- 令和7年国勢調査 人口速報集計結果(茨城県)(2026年5月29日公表)
- 市町村のデータ(守谷市)/茨城県
- 令和2年国勢調査 従業地・通学地集計(昼夜間人口)/茨城県
- 国勢調査結果データからみた守谷市におけるTX開通による効果/茨城県
- 守谷市の人口・世帯数(外国人住民数を含む)
- 令和5年度茨城県市町村民経済計算/茨城県
- 乗車人員/首都圏新都市鉄道株式会社(つくばエクスプレス)
- 令和7年度 守谷市の全国学力・学習状況調査結果について/守谷市教育委員会
- 緑地区計画/守谷市
- 市町村別農業産出額(推計)/農林水産省
- アクロスモール守谷/Wikipedia
- スーパードライ ミュージアム|茨城工場|アサヒビール
- 国内拠点・工場/株式会社前川製作所
- 守谷市商工会 製造業会員一覧
- 特定創業支援事業/守谷市
- 自治金融・振興金融/守谷市
- StartupSide Moriya
- 法人市民税/守谷市
- 竜ケ崎保健所/茨城県
免責:補助金・融資制度は年度ごとに内容や募集状況が変わります。申請前に必ず各窓口(守谷市経済課 0297-45-1111、守谷市商工会 0297-48-0339 ほか)で最新情報をご確認ください。本記事の数値は2026年7月31日時点で公表されていたデータに基づいています。

